OHPの活用とTP制作の手びき-073/152page

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(2)中学校第1学年

 1)単元名 「地球をとりまく宇宙」
 2)本時の目標
 日の入り後の西の地平線近くに見える星座が,月日がたつにつれて東から西へしだいに移動していくことを調べ,太陽が天球上を西から東へ移動していることを理解させる。
 3)OHP活用のねらい
 地球の公転運動を直接観測から見い出させることは,むずかしい。そこで,日の入り後間もなく西の地平線近くに見えてくる星座が,月日の経過とともに東から西へ移動していく事実を調べ,太陽が天球上を西から東へ移動していくことを理解させ,これを手がかりとして大陽を中心とした地球の公転を推論させる。
 しかし,生徒は,大陽は東から西へ動くという概念が強く,星座を固定した場合,太陽が,月日の経過とともに,西から東の方へ動くということが,なかなか理解できない。そこで,TPの合成の手法で提示することによって,時間の経過にともなう太陽と星の相対的な位置の変化,すなわち,ある星座に対して,太陽は,時間の経過とともに,西から東へと動くことを容易に理解させることができる。
 4)指導過程

時間 学習内容 指導過程 留意事項
0

10

20
 
1.課題の提示と確認
・日の入り後の西空の星座はいつも同じか。
 
 
 
 
 
2.課題に対する予想
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3.予想を検証する方法の話し合い

 
○季節によって星座がうつりかわる事実から考えさせる。
○星の位置は地球上の地物に対してとらえていることを注意する。
 
 
 
○グループごとにまとめ発表させる。
 
 
 
 
 
○予想
・同じ時刻に見える星の位置は変わる。
・日の入りは変わるが、星座は変わらない。
・日の入り時刻は変わらないが位置が西寄りに移る。
 
 
○グループで話し合い、方法を発表させる。
・季節ごとに同じ方向の星座を観測して比較する。

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