OHPの活用とTP制作の手びき-148/152page
の振動面の方向を少しずつずらした細長い片をはり合わせたもの。偏光板参照。(P.20,29,33) 偏光タック 塩化ビニールに細い線を印刷したもので,偏光紙と同じようなはたらきをする。万緑シートと併用して用い,光の干渉を利用し視覚的に流動状態を感じさせる。(P20流動法参照) 偏光板 偏光紙と併用して映像に動きをもたせるときに使用するもので,細い線が密に並んでいて,四方に振動方向をもっている光を通すと,この細い線の方向にのみ振動方向をもった光になる。
偏光板と偏光紙を用いると,偏光方向が同じときは光がよく通り,偏光面が45度違うと灰白に映り,偏光方向が90度のときは全く暗くなる。それで偏光板を回転すると,明一灰一黒の模様がずれてゆき流れが生じたようにみえる。
偏光板,回転偏光板(スピンナー,手動偏光板),電動回転偏光板(テクナライザー)などがある。(P.20)偏光板利用法 流動法参照。 ほ
ポインティング法 指示法参照。 ま
マザーシート TPを2枚以上重ね合わせて投映するような場合のもとになるシートを言う。合成分解法,平行移動法などで用いる。(P.19) マスキング法 全体部分提示法参照。 も
モアレカラー 規則正しく点などが印刷されたカラーシートで,そのままで色彩効果を出すこともできるし,同じ模様のものをずらして重ねると光の干渉によってモアレ現象が現われ,美しい模様をつくり出すこともできる。(P.29,32) 模型作動法 無色や有色の透明なアクリル板等で作られた動く平面模型をOHPのステージ面で操作しながら提示するOHP利用の方法。(P.22)
ゆ
油性ペン 光を通すカラーインクを油性の溶剤でとかし,フェルト芯ににじませた,TPシートなどに記入するペンで,オイルペンともいう。油性ペンで記入したものは消去しにくい(消去液参照)ので,長期間保存するものや,反復使用するTPの記入用として適している。(P.28) り
リスフィルム 写真法に用いるTP用フィルム。(P.37) 流動表示法 流動法参照。 流動法 流動表示法,偏光板利用法,テクナメーション法とも呼ばれ,偏光紙・偏光板等を利用して映像に動きや流れを起こさせるOHP利用法。(P.20) る
ルモカラー 油鉛筆参照。 れ
冷却用ファン 単にファンと呼ばれることもある。光源ランプが高温になるため,OHP内の熱を機外へ吹き出すと同時に外気により光源ランプを冷却するために用いる。
サーモスタットによって温度により自動的に回路が切れるように装置されているものもある。(P.7,9)ろ
ロールカッター ロータリーナイフとも呼ばれ,カッターの先端部が回転できるようになっている。
TPシートやカラーシート,カラーボードを曲線状に切断するときに用いる。(P.29)
ロールシート 長さ30m位のセロファン質のシートを筒状のものに巻いたもので,OHPのロール装置にセットして巻き取りながら使用でき