-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-023/170page
2) 地層の傾きや重なりに注意しながら地層を書き入れる。
3) 地層の特徴としては,地層の色や地層の中の模様,水分を含んでいる地層があれば書き入れておく。
4) (B)(C)のような目立つ地層を追いかけ,地層の広がりを観察する。
(3) 地層に近づいて観察する。
(A)は淡青灰色の砂層で,注意して観察すること,小さな円レキが並んで入っています。また,斜交する模様が観察きれます。この模様は斜交葉理(1枚の地層の中の粒子の配列)と言われ,水際でできます。
(B)は層理のよく見られる砂の層で水分を含んでしめっています。
(C)は青灰色の凝灰質粘土層です。
(D)(E)は中粒の砂層からできています。2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
藤見橋から100m下流
(2) 川の流れや川原の様子を土手の上から観察する。
1) 川全体をながめ,土手,水の流れ,はんらん原などをスケッチする。
2) 水の流れが曲がっている付近で小さな川原ができているが,それは,流れの内側か,外側か。