-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-038/170page

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流の特徴です。
(3) 川原のレキを調べる。
 州のレキや,砂が平均してつもっている場所を選んで1m四方の方形枠で囲う。
 1) レキの大きさで分ける。
  方形枠の中に入っている長径5cm以上のレキのすべてをビニルシートに取り出す。(表面に見えているレキのみ)大ききによって5〜10cm,10〜15cm,15cm以上の3つに分ける。
 2) レキの形で分ける。
  レキの形で,まるい石,ややまるい石,角ばった石の3つに分け,その数を調べる。
 3) 川原のレキは,硬砂岩,緑色片岩,花崗岩類で,これらの岩石は阿武隈山地東縁部に分布している岩石です。この事から川原のレキを観察することによって,上流の地質を推定することができます。
真野川鹿島橋付近図
川原のレキ

(4) 調べた結果を次のように表にまとめる。
上流の上真野小学校の車川橋付近の川原のレキの資料と比較させることにより,流水のはたらきを一層理解させることができます。上流や川口付近のスライドを作成して提示すれば,より効果的です。
大きさ レキの形 種類
5〜10 10〜15 15以上 亜円 花崗岩 緑色片岩 硬砂岩
58 15 0 9 56 8 6 14 27
79% 21% 0% 12% 77% 11%      

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