-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-065/170page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

 まれている地層などについて,気付いたことを書き入れる。
 4) この崖は南側と西側の二面で観察できるので,地層が重なってこの崖ができていることがよくわかります。
(3) 地層に近づいて観察する。
 (A)層から(F)層までの地層は、水平に近く,平行に重なり合っています。
 (A)層は道路面より下に観察される細粒の砂層で,やや火山灰が混じっています。くわしくは凝灰岩質細粒砂層です。
 (B)層は,粗っぽい砂層です。
 (C),(E)層は,径10〜20cm大の円レキからなるレキ層でレキの大部分は花崗岩です。このレキ層に,(D)層の赤褐色の酸化鉄の沈澱した砂層がはさまっています。
 (F)層は細粒の砂層です。
 これらの地層は,浅海性のたい積層で固結度も弱く,新第三紀の末期の鮮新世の地層です。
百聞沢のエスエス製薬福島第二工場入口の崖_地層図

浪江小学校

1.地層の観察
(1) 観察する場所
 請戸川請戸橋より北に100m寄りの道路沿いの崖
(2) 道路沿いなので,自動車に注意して,空地を使って,崖全体が見通せ
請戸川請戸橋より北に100m寄りの道路沿いの崖_地層図

[検索] [目次] [PDF] [前][次]


掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。