-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-074/170page
(A)層には,15cm厚さの頁岩層がはさまれます。 2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
6号国道から100m下流の熊川。
(2) 土手の上から,川原や,水の流れている様子を観察し,全体のスケッチをする。
1) スケッチの中に,川幅や川原の大きさなどを書き入れる。
2) 水の流れが曲がっている付近で,川岸やつもっている川原がけずられているのは,内側か外側か,注意して観察する。
(3) 川原におりて川原の様子や,水の流れを調べる。
1) 水の流れが曲がっている付近で内側と外側とで,どちらの流れが速いか調べる。
2) 川床の深さは,どのように変っているだろうか。
3) 水中のぞき箱で日川底をのぞき,砂が流されている様子を観察する。
4) このことから,川原につもっているレキは,どのようなとき,どこから運ばれてきて,つもったのだろうか。
(4) 川原のレキを調べる.川原のレキや,砂のつもり方,集まり方が平均的である場所を選び,1m四方の方形枠でその場を囲う。
1) レキの大きさで分ける。
方形枠の中に入っている長径5cm以上のレキ(表面に出ているレキ)の全てをビニルシートに取り出し,大きさによって5〜10cm,10〜15cm,15〜20cm,20〜25cm,25cm以上に分け,その数を調べる。
2) レキの形で分ける。