-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-091/170page

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不整合

海岸に行くと,岩盤の上に砂やレキがのって,そこに波がザブンザブンとぶつかっている風景をよく見かけます。この上の砂やレキは,岩盤や海岸崖の地層をけずりとってできたのです。
このように,下の岩盤の表面は波でけずられ,でこぼこしており,それを境にして上に砂やレキがつもっています。このことから,下の岩盤のできた時代(たい積した時代)と上の砂やレキのたい積とでは,大きなへだたりがあります。
このような地層の重なり方を不整合といい,このでこぼこの境界面を不整合面といっています。

1) 海底で泥や砂がたい積した。 2) 地殻変動で地層が傾斜し,陸地となり浸食を受けた。
1) 海底で泥や砂がたい積した。 2) 地殻変動で地層が傾斜し,陸地となり浸食を受けた。
3) 再び海中に没し,レキがたい積した。 4) 隆起して浸食され現在に至る。
3) 再び海中に没し,レキがたい積した。 4) 隆起して浸食され現在に至る。

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