-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-096/170page
平第四小学校
1.地層の観察
(1) 観察する場所
扇田バス停留所
(2) 地層から離れて地層の全景を観察する。
1) 地層の出ている崖の全寮をスケッチする。
2) なん種類の地層が見られるか。
地層の色や,地層のしま模様,地層の重なり方に注意して地層を書き入れる。
3) この小山は,厚い斜めに傾いたしま模様の地層の上に,この地層の重なりと交わるように,上の方に川原に見られるようなレキ層がつもってできあがっていることがわかる。
4) (A)の地層を崖に沿って追いかけてみよう。また,(B)のようなレキ層が学校の近くの他の崖に出ていないか探してみよう。
地層は厚さがあるだけでなく,横(水平方向)の方にも広がっていることがわかる。
(3) 地層に近づいて特徴を観察する。
(A)層の粒の大きさはどうか。指でさわってみる。砂より細かい粒です。
この地層は粘土が固まってできた頁岩です。地層の表面は風化を受け,うすく細かくくだけやすい性質をもっています。表面の色は淡青黄色で,内部は青灰色になっていきます。