-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-102/170page
夏井川(荒田部落の橋)
(2) 土手の上から川原のようすや水の流れを観察する。
1) 川の全景をスケッチして,はんらん原や,川原をスケッチして,はんらん原や,川原などで気づいたことを書き入れる。
2) 川が大きく曲がる付近で,州は水の流れの内側にできているか,外側にできているか。
また,はんらん原がけずられているのは,どちら側か調べる。
(3) 川原におりて,流水のはたらきを,調べる。
1) 州の近くで,10cmの長さを測って流れの速さを調べる。
2) 州から対岸に進むにつれて,深さはどのように変っているか。州の近くで調べる。
3) 州や川底には,こぶし大のレキが見られるか。夏井川の上流や中流には,大きなレキが見られるが,それらのレキはどうなったのだろうか。
層理(層理面)と葉理(ラミナ) 砂岩や泥岩などの,1枚1枚の地層を単層といい,その上下の境界を層理(層理面)といいます。
1枚の単層の断面をよく観察すると,粒度や色の違う数mmから数cmの簿いしま模様が見られます,この模様をラミナ(葉理)といいます。
(新地町)