-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-106/170page

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 方形枠で囲う。
 2) レキの大きさで分ける。
  方形枠の中に見えている長径が5cm以上のレキをすべて,新聞紙の上にとり出し,大きさ5〜10cm,10〜15cm,15cm以上の3つに分け,その数を調べる。
 3) レキの形で分ける
  レキの形で,まるい石,ややまるい石,角ばった石の3つに分け,その数を調べる。
 4) レキの種類で分ける。
  白っぽいレキは花こう岩,青っぽい石は硬砂岩で,これらは阿武隈山地に見られる岩石です。
川原のレキ
(5) 調べた結果を次のような表にまとめる。
大きさ(cm) 種類
5〜10 10〜15 15以上 亜円 花崗岩 硬砂岩
5 63 0 1 59 8 11 57
7% 93% 0% 1% 85% 14%    

仁井田川下流

仁井田川の上流でも同じようにしてレキを調べ,資料を対比させて流水のはたらきを理解させる。
大野第二小学校の資料と比較し,レキが下流になるにつれて,形,大ききがどう変っているか考察させる。
プル・アパート
水底のまだ固まっていない泥がちぎれてひょうたん形をして,層理面に平行に並んでいるようすをプル・アパートといいます。
水中の乱流の生ずる底面でもできます。

(双葉南小)

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