-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-124/170page
(3) 地層に近づいて,その特徴を観察する。
(A)は淡黄褐色の層理の発達した頁岩層で,表面は,風化するとうすく,細かくはがれやすい性質があり,この地層は新第三紀の下部に相当します。
(B)のレキ層は水を含む地層で,段丘性たい積物からなる地層で第四紀のものです。
2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
好間川の町田橋の近く
(2) 土手から,川原のようすや水の流れを観察する。
1) 川原のようすや水の流れの全景をスケッチする。
2) 川原につもっている砂レギがけずられているのは,水の流れが曲がっている付近の内側か,外側か。
(3) 川原に下りて流水のはたらきを調べる。
1) (ア)と(イ)で,どちらが水の流れが速いか,それぞれ20mの長さをとり,速さを測ってみる。
2) 川底を水中のぞき箱でのぞき,