-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-125/170page

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 砂やゴミが川底にそって,流れているようすを勧察する。
(4) 川原のレキを調べる。
 1) (エ)の川原で,レキや砂のつもり方が平均しているような所を選んで,1m四方の方形枠で囲い,枠内の長径5cm以上のレキのすべてを新聞紙上にとり出し,表面に見えるレキのみ,大きき,形,種類で分ける。
川原のレキ
(5) 調べた結果を次のように表にまとめる。
大きさ(cm) 種類
5〜10 10〜15 15〜20 亜円 花崗岩 硬砂岩 緑色変石
48 13 6 6 50 11 6 4 57
72% 19% 9% 9% 75% 16%      

レキの形や大きさを,下流のもの(好間第二小学校の資料)と比較し,流水のはたらきについて考察させる。

サンド・パイプ(生痕化石)

層理面に垂直に,細長いパイプ状の砂の塊が見られます。これは,砂や泥がつもっている海浜や水底で,カニや貝が穴を堀ってすんでいたところに,後から土砂がたい積してできたものです。これをサンド・パイプとよびますが,昔,生物のすんでいた跡なので,生痕化石ともよばれます。

サンド・パイプ(生痕化石)

(富岡町)


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