-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-129/170page
cm以上のレキのすべてを,新聞紙かビニルシートの上にとり出し(表面に見えているレキのみ),大きさにより,5〜10cm,10〜15cm,15cm以上の3つに分け,その数を調べる。
3) レキの種類で分ける。
川原のレキの多くは,緑色をした,うすく割れやすい緑色片岩で,他に花崗岩,片麻岩かみられます。
4) 調べた結果を下のように表にまとめる。
大きさ〔cm〕 形 種類 5〜10 10〜15 15以上 円 亜円 角 花崗岩 緑色片岩 片麻岩 72 17 0 0 55 34 5 82 2 81% 19% 0% 0% 62% 38%
好間川上流(根古屋橋付近)
好間川の下流の資料(好間第一小学校,好間第二小学校の資料)と比較し,下流のレキは大きさ,形がどのように変化していくかを考察させることによって,流水のはたらきを一層理解させることができます。上三坂小学校
1.地層の観察
(1) 観察する場所
学校への登り道の崖に見られる岩石は,緑泥片岩と呼ばれる変成岩で,阿武隈変成帯に属する岩石です。
この岩石は,もともと古生代か,それ以前につもった岩石が,古生代末の秋吉造山運動(又は本州造山運動)や中生代末の佐川造山運動をうけ,つもった当時の泥や砂,火山灰が地