-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-130/170page
殻運動にともなう圧力や花崗岩の貫入による熱で変成されて,でき上った岩石です。
崖の岩石を注意深く観察すると,岩石の風化面には淡緑色と緑色のしま模様があります。この色の違いは,変成作用をうける前の,つもった時の岩質の違いによるので,この崖は,うすい地層が何枚も重なって垂直に近い(80°東方向に傾斜)状態に,地層が立っていることが観察されます。
2.川原のようすと流水のはたらき
(1)調べる場所
上三坂公民館前の三坂川大橋の付近
(2) 橋の上から,川原のようすや水の流れを観察する。
1) 川原のようす,岸のようすや水の流れなどの全景をスケッチする。
2) 水の流れが曲がっている付近で,岸がけずられているのは内側か,外側か。
3) また,川原はどちら側にできているか。
(3) 川原におりて,水の流れのはたらきを調べる。
1) (ア)の付近で川原の近くと向かい岸の近くで,水の流れはどちらが速いか調べる。