-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-131/170page
2) 川原から向かい岸に進むにつれて,深さはどう変っているか。
3) 水中のぞき箱で,川底をのぞき,川底にそって砂やゴミが流されている様子を観察する。中三坂小学校
1.地層の観察
(1) 観察する場所
国道49号沿いのドライブインみはらしの崖
学校周辺は阿武隈山系で花嵐岩地帯であり,地層の観察に適する所は少ない。
(2) 崖から離れて,上部に見える地層全体を観察する。
1) 地層の出ている崖の全体をスケッチする。
2) 花崗岩の境や,地層の重なり方に注意して地層を書き入れる。
3) この小山は,花崗岩の上に,これらの地層がつもり重なってできていることを理解する。
(3) 地層に近づいて観察する。
(A)層は花崗岩の上につもったレキ層です。基盤になる花崗岩の表面は,浸食ででこぼこしています。その上にレキ岩がつもったのです。
レキは緑色片岩で,5〜50cmの大きさです。
(B)層は1mの厚さの凝灰岩層です。
(C)層は1.5m厚さで淡黄色のローム層です。
2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所