-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-138/170page

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小名浜第三小学校

1.地層の観察
(1) 観察する場所
 玉川公園西側の崖
※崖は表面が細かく,「くずれやすいので,立入らないで下さい。」の立札が立っていますので,管理者の許可を得て入るようにする。
(2) 地層から離れて,地層の全景を観察する。
 1) 地層の出ている崖の全体をスケッチする。
 2) 地層の色や,地層の重なり方に注意しながら,地層を書き入れる。
 3) 黄色や赤褐色,白色の地層が横しま模様に重なって,ちょうど西部劇にでてくるような山肌をしている。この崖は,これらの何種類かの地層がつみ重なってできていることを理解する。
 4) 目立つ地層をきめて,追いかけてみると,かなり続いて観察される。このことから,地層は水平方向にも広がりをもっていることがわかる。
(3) 地層の特徴を調べる。
崖に見られる地層の上部は,黄色と赤褐色の地層の互層であり,下部は黄色と白っぽい地層の互層からできています。
 (A)層は,淡黄色で火山灰か混じった凝灰岩質頁岩です。
 (B)層は,赤褐色をした横しま模様が特徴の頁岩です。
 (C)層は,白っぽい砂岩層です。
玉川公園西側の崖

玉川公園西側の崖図

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