-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-144/170page

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湯本第二小学校
1.地層の視察
(1) 観察する場所
 体育館裏の崖
(2) 地層から離れて地層の全景を観察する。
 1) 地層の出ている崖の全景をスケッチする。
 2) 地層の色や,地層にはさまっているうすい地層などを注意しながら地層を書き入れる。
 3) 学校の裏山は,崖に見られるような,(A),(B),(C)の地層がつみかさなってできていることを理解する。
 4) 校舎の裏の崖にも地層が見えるが,体育館裏の地層と同じかどうか,目立つ地層を追いかけてみよう。
地層は横(水平方向)の方にも広がっていることを理解する。
(3) 地層に近づいて観察する。
 (A)層は暗黄色で,層理の発達しない塊状の頁岩層で,地層の重なっている方向は,(A)層や(B)層との境で観察されます。(いわき地方の頁岩層の多くは,横しまが良く見られます。)
 (B)層は,黒っぽいレキ層で,厚さは10cm程です。この地層は,水分をよく通す地層です。
 (C)層は,淡黄色で火山灰が混じった凝灰岩質砂岩層で,厚さは10cm程です。これらの地層は新生代の古第三紀の頃入江につもった地層群です。
体育館裏の崖

体育館裏の崖_地層図


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