-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-145/170page
2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
東北設備株式会社事務所わきの小川(自動車などに注意する)。
(2) 道路上から川の全体のようすを観察する。
1) 川の流れが見通せる土手(道路)から,川の流れや,川原の位置をスケッチする。
2) 川が曲がっている付近で,川原は内側にできているか,外側にできているか。他の曲がっている場所も調べてみる。
3) 川岸の土手がけずられている所は,川の曲がっている内側の岸か,外側の岸か調べてみる。
(3) 流水のはたらきを調べる。
この川は改修工事が行われ,川床はコンクリートでかためられている。
1) 川におりて,川原の近くと対岸の近くとで水の流れはどちらが速いか,ウキを流して調べてみる。
2) 川が曲がっている付近で,川原から対岸に向かって,砂や,小石のつもり方がどう変わっていくか,水中のぞき箱で観察する。
3) 川底を,水中のぞき箱で観察すると,小さいゴミや,砂が,ころがるようにして流れている。
川原にある小石は,どうして運はれてきたか話し合う。