-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-146/170page

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長倉小学校

1.地層の視察
(1) 観察する場所
 グランドの東側の道路沿いの崖(自動車に注意する。)
(2) 地層から離れて,地層の全景を観察する。
 1) 地層の出ている崖の全景をスケッチする。
 2) 地層の重なり方,色,地層の横しま模様などに注意しながら地層を書き入れる。
 3) この残丘は,(A)層,(B)層,(C)層の3つの地層がつみ重なってできていることを理解する。
 4) 残丘を一周しながら地層を追いかけよう。地層は横(水平方向)の方にも,広々とひろがっていることがわかる。
(3) 地層に近づいて観察する。
 (A)層は,川原に見られないような,まるい形をしたレキです。また(A)層と(B)層の境を注意して調べると,でこぼこな面で重なっている所があります。このような重なり方を不整合と呼んで,(A)層と(B)層は,大変,時代がへだたっていることを示しています。
 (A)層の円レキは,段丘たい積物で,第四紀の氷河時代の海水面の変位によってできた地層です。
 (B)層は,淡黄色で,表面は風化して,ぼろぼろに細かくはがれやすい性質があり,黄しま模様(層理)が非常に発達した頁岩です。
 (C)層は,淡黄褐色で水分を通しやすい地層なので,水にとけている酸素で,
グランドの東側の道路沿いの崖

グランドの東側の道路沿いの崖_地層図

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