-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-148/170page

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これらの地層は,常磐炭田ができた頃の同じ新生代,古第三紀に入江につもった地層です。

2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
 藤原川,あいやかわぼし付近
(2) 川や川原の全体のようすを観察する。
 1) 土手の上から川原や水の流れなど川の全景をスケッチする。
 2) 川原は,川が曲がる箇所の内側にできているか,外側にできているか,別なところでも調べてみる。
(3) 川原におりて流水のはたらきを調べる。
 1) (ア)の付近は川幅もせまく,水の流れも急である。10mの長さをとり速さを調べてみる。
また,(イ)の付近でも10mの長さをとり,水の流れの速さを調べて,(ア)の付近の速さと比較する。
 2) (ア)付近の川底と(イ)付近の川底で,どのような違いがあるか。(ア)の付近の川底には,レキがつもっていて砂はないが,(イ)付近では砂がつもっている。
このことから,水の流れの速さと,つもる砂や,レキの間にどの様な関係があるか考える。
 3) (ア)の川底を水中のぞき箱で,川底に沿って砂が下流に流されているようすを観察する。

藤原川,あいやかわぼし付近

藤原川,あいやかわぼし付近図

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