-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-149/170page
藤原小学校
1.地層の観察
(1) 観察する場所
ハワイアンセンター西側駐車場わきの崖
(2) 崖から離れて地層全体を観察する。
1) 地層の出ている崖全体をスケッチする。
2) 地層の色や,重なり方に注意しながら地層を書き入れる。
3) この小山は,これらの地層が重なり合ってできていることを理解する。
4) 崖に沿って,地層を追いかけ,地層は,水平方向に広がりをもっていることを理解する。
(3) 地層に近づいて観察する。
(A),(B)層は,淡黄色の砂層です。
(B),(E)層は,淡黄色をした細粒で,火山灰の混じった砂層です。
(C)層は,0.3mの厚さの赤褐色をした砂層と,その上に0.5mの厚さの赤褐色をした砂層が平行に重なっています。これらの地層は,当時,陸地の近くの浅い海につもってできました。
2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
藤原川の学校橋
(2) 土手の上から水の流れや,川原,川床に見られる岩盤の浸食などを観察する。