教師のための統計入門-135/233page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

問1 度数分布表を作るときの,階級の数は,どのようにして決めるのですか。

(答え) 度数分布表を作るには,データの大きさは100以上,やむを得ない場合には,一応の目安として,およそ50以上はほしい,といわれております。

度数分布表から,データの様子をみるのであれば,階級の数は10以下がよく,この表から,平均値や標準偏差を,できるだけくわしく求めたいときには,階級の数は多い方がよい。(階級の幅が小さくなるから,なお,問2を参照のこと。)このように,階級の数を決めるのに,一定の方法はありませんが,スタージェス(Sturges)は,データの大きさがNのとき,階級の数nを,次の式で与えています。

n=1+logN/log2

次の表は,上式によって,Nとnの値の組を示したものです。

データの大きさN 32 64 128 256 512 1024 2048
階級数n 6 7 8 9 10 11 12

階級の数は,大体この表を目安にして定めればよいでしょう。


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。