教師のための統計入門-212/233page

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検定 ○平均値の差の検定(t検定,ウイルチの方法)
t=□
c=□
f=□≒□(整数値)
 ∴ t>・<t(□,□)
よって,危険率□%で有意差あり・なし
(仮説の効果は,一応あった・なかったと判定する)

3) 二群法での母比率の差の検定のまとめ方

母比率の差の検定は,事後テストの各小問について,実験群と統制群との正答率の差は,まるで二群が,全く等質の母集団からそれぞれ抽出された任意標本と考えられるほどのわずかな差(偶然差)であるのか,それとも,全く異質な差のある二つの母集団からそれぞれ抽出された任意標本と考えられるほどの,本質的な著しい差(有意の差,有意差)であるのかを見極めるために行うもので,このことから,仮説の効果を判定しようとするものです。

この検定は,基礎編p100,大標本の場合の母比率の差の検定またはp118,2×2分割麦による X2 検定のどちらでも行うことができます。この検定の場合,標本数はどちらも100以上と基礎編では書いておきましたが,どちらも20以上で多いほどよい,と書いてある本もありますので,実験群,統制群ともに,どちらの人数もできるだけ多くとって実験し,この検定を行うようにします。

この検定の結果は,例えば次のようにまとめることもできます。

(仮説の効果の検定……母比率の差の検定)

(仮説の効果の検定……母比率の差の検定)


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