小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-031/187page

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3.学年・教科・領域及び小問ごとの分析と対策と対策の視点
1.第4学年
(1)国語
観点・小問ごとの分析 対策の視点
1]文字を読む
一、漢字を正しく読む 1.整える(67%)、2個める(73%)、3. 動作(71%)は比較的読めるが、4.食物(53 %)は、他の小問に比べて低くなっている。 3.を「どうさく」、4.を「しょくぶつ」、 「たべもの」と読み誤るものが多い。
。新出、読み替え漢字として提出されたとき、 漢字の読みを理解させることはもちろんであ るが、辞書を利用して調べる学習と関係づけ て、ある一つの字を含む熟語をとり出して読 み比べさせ、漢字には多くの読み方があるこ とを意識づける指導をすすめたい。
二、漢字の音訓を読み分ける 音訓の一方は読めても他方が読めないため に、正答率は50%台にとどまっている。 1.「夜店」を「やてん」、「よるみせ」、「よ かん」、rよま」と読み誤るものが多い。また、 2.r告げる」は無答が目立った。正答率は1. は55%、2.は50%。 。漢字の読みには音と訓があることを理解さ せ、漢字や熟語の読みを指導するとき、音・ 訓を意図的に取り上げて徹底させたい。
三、辞書の使い方がわかる 国語辞典の構成と引き方を辞書利用の知識 として理解していないためと考えられる誤り がみられる。正答率1.は76%、2.は73%。 。辞書利用の必要性を理解させ、児童の興味 に訴えながら、辞典の使い方に慣れさせてい く指導が大切であると思われる
四、ローマ字が読める ローマ字で表記された勘音、促音、渤長音 の理解が不十分なための誤りが多い。正答率 1.は62%、2.は48%。 。ローマ字カードなどを使って、読み慣れさ せると同時に、書くことを通して理解を深める ことが大切であろう。
観点1](文字を読む)について
観点正答率63%に比べ、漢字の音訓を読み分けることの正答率50%台と低い。文字(漢字) を読む働きは、漢字の意味を理解する働きと密接な関係がある。単に読めればいいのではなく、 漢字の意味をとらえながら読むという意識をもって学習させたい。熟語の場合、初めは語とし て読みを理解させ、次に一字一字について音訓を確かめ、その上で一字ごとの用例を取り上げ

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