小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-037/187page
観点・小問ごとの分析 対策の視点 に差がみられる。
誤答は、
大あわてに −いそいで
−走って
と、大あわてした結果どうしたかを考えてし まい、次に続く「とび出していく」との関係 を考えないで答えたと思われる言葉の使い方ができるようにする必要がある と思われる。 四、文を続けて文章をつくる
1.文を並べ替えて文章を構成する問題で あるが、正答率は32%と低く、まとまった誤 答の傾向はみられない。
2.ある一文に続く文を選ぶ問題であるが、 正答率は75%と高い。○書き出しの文と、一つ一つの文の意味から、 全体でどんなことを言おうとしているかを見 通して、順序を考えることが大切であろう。 観点6](文・文章を書く)について
観点全体の正答率は50%で、領域ごとの比較では最下位であり、小問ごとでは、「指示語・ 接続語」、「文の構成」、「文章構成」のそれぞれに、正答率40%以下の問題が一問ずつある ことに注目する必要がある。
文・文章を書くために理解させるべき基本的なこと、その理解したことを書く場面で適用さ せることなど、.書く活動を通して指導していくようにしたい。
◎第4学年国語についてのまとめ
○「読むこと」「書くこと」の正答率では、「読むこと」の方がやや上まわっている。平均正答率59%を下まわったのは、5]、文・文章を読む(54%)、6]、文・文章を書く(50%)の二つの観点であった。
○1]、文字を読むでは、二、「漢字の音訓を読み分ける」、2]、文字を書くでは、二、「送りがなを正しく書く」が、やや劣っている。「漢字の音訓」と「送りがな」は、関連させて指導することが有効と思われる。辞書利用による調べる学習を取り入れながら、ドリルを適切に位置づけ、漢字の学び方として身につけるようにしていきたい。
○3]、語句を読むでは、一、「対語がわかる」、三、「語句の組み立てがわかる」(複合語の名詞+名詞)、4]、語句を書くでは、一、「文中で語句を正しく使う」が劣っている。2の「文字」の場合と重複するが、調べる学習を重視していきたい。ある語句を学習するとき、