観点・小問ごとの分析 |
対策の視点 |
1]知識・理解
1.住民のくらしをよくする市(町・村)の 仕事
生活用水の確保、歩道橋の建設について
の正答率は、それぞれ45%、70%である。
誤答の多くは、役所の仕事と混同して発電
所、デパートを選んだものが目だつ。 |
○役所が中心になって行う市(町・村)とし
ての仕事の内容をはっきり指導しておく。
○市(町・村)の公共施設ができるまでの経
過を、具体的に取り扱うことによって、市役 所(町・村役場)の働きを理解させる必要が
ある。
○観察学習の際、内容を精選してねらいに即
して指導する必要がある。 |
2.廃棄物の処理とその施設
ごみ処理についての正答率は80%である。
清掃工場をごみ収集の便利さだけで考え、
「町の中心部に設置した方がよい。と判断
し、解答しているものか多い。
下水処理場の設置についての正答率は32 %と低い。誤答の多くは、浄水場と下水処
理場を混同して答えている |
○浄水場・下水処理場の仕事の内容やしくみ
のちがいを、見学や資料等を活用して明確に
させておく必要がある。
○清掃工場の設置場所をめぐる問題について
は、具体例をもとにとらえさせておきたい。 |
3.安積疏水の開発
郡山地方に水をひけなかった理由につい
ての正答率は45%と低い。誤答の多くは、
「川がない」、「水の量が少ない」を選ん でいる。
取水湖名の正答率は84%と高い。しかし、
疏水名の正答率は61%である。
あれ地の変化についての正答率は、52%
である誤答の多くは、最近の開発と混同
し、「工場敷地」、「住宅団地」と解答してい
るものが多い。 |
○郡山地方は、川がありながら水をひくこと
ができなかったことを、土地の条件から考え
ていくことが大切である 。
○固有名詞は、しっかりと覚えさせる必要が ある。
○今から100年ほど前の郡山地方と今日の郡
山地方を具体的な資料を用いて比較し指導す
る必要がある |
4.自然条件から見て特色ある地域の人々の
生活 |
○「土地が高い」・「農道や自動車などの通
る道路」などの断片的な事実だけで地域の特色 |