小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-042/187page

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観点・小問ごとの分析 対策の視点
野菜の作付面積の変化の正答率は78%で ある。 高原の土地利用についての正答率は63% である。誤答例としては、地形と土地利用 の様子を混同し、地形の様子を選んだもの が多い。  
3.気候グラフの読み取り
一年中暖がい地方と寒い地方の気候グラ フの読み取りの正答率は、それぞれ74%、78 %である。 雪の多い地方の正答率は58%である。誤 答の多くは、気温だけで判断し、寒い地方 の気候を選んでいる 暖かく雨の多い地方の正答率は、61%で ある。冬わりあい暖がく雨の多い地方と混 同して答えている。
○太平洋側と日本海側の気候のちがいを、気 候グラフがら読み取らせる。気候グラフは、 4年になって出てくるグラフであるから適切 な指導をしなければならない。
○気候グラフは、気温と降水量を同じ図に表 しているので、縦軸と横軸の目盛りと単位に 注目させる。次に、気温・降水量のグラフの 形を読み取らせ、特色ある地域と気候グラフ を結びつけて考える習慣を身につけさせたい。
○日本各地の気候の特色を、人々のくらしや 産業と関連づけてとらえさせることは、大切な ことである。
観点2](資料活用の能力)について
観点2]の平均正答率は64%である。小問によっては46〜78%の差が見られる。 4年生の地図指導にあたっては、方位・縮尺・記号等を多くの機会をとらえて、くりかえし 指導する必要がある 我が国の特色ある地域の指導にあたっては、気候や地形の条件を、自分たちの市(町・村) と比較したり、生活の様子を写真・スライド・地図・グラフなどの資料を活用して理解させる。 4年生の学習では、各種の資料が多く活用されるが、一つの社会事象を調べるのに、二つ以上 の資料を関連づけて読み取らせる訓練
観点・小問ごとの分析 対策の視点
3]社会的思考・判断
1.公共施設ができるまでの経過とその利用 についての判断力 市の計画的な建設事業についての正答率
○公共施設ができるまでの経過については、 計画にしたがって公共施設ができあがって いくことを、新しくできた公民館などを例にし

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