小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-049/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
6.数値線上の位置を小数で表す
正答率は77%で、よく理解されているが、 最小目盛が1.01から1.02までの間の目盛 の10等分であることに気づがない児童が見 られる。
○数直線などの目盛を読み取る場合には、最 小目盛に着目させるようにしたい。
7.数直線上の位置を分数で表す
正答率は72%で、小数で表す場合よりも 正答率は低い。これは、小数をさらに分数 に直す過程での誤りが原因と考えられる。
○最小目盛に着目させることや、小数を分数 に直せるように、指導しておくことが、大切 である。
領域1](数と計算)について
この領域の陥没点は、億単位の数と兆単位の数の比較と四捨五入によって概数を求めること の二つである 億兆の命数法については、前学年で千の次の位に万を考え、万を用いて千万の位まで進めた ことに着目させる。千万の次の位は新しい単位を決める必要があること、そして、それを決め れば、その千倍の位まではそれを用い、その次の位にはまた新しい単位が必要になることを理 解させ億兆の単位を導入する。 概数については、四捨五入の方法を形式的に用いて概数を求めるだけでなく、概数を用いる ことのよさと
領域・小問ごとの分析 対策の視点
2量と測定
1.面積の概念 長方形と台形を組み合せた図形の面積を 方眼を利用して求める問題で、正答率は75 %である台形の部分の面積を求めること につまずきが見られる。
○面積を求める場合には、単位面積について の多面的な見方が出来るようにすること、等 積変形の考えなどを加味した指導をすること が大切である。
2.面積の単位・角の大きさ
(1)1uは何cm2かという問題であるが、正 答率は37%で、大変低い。誤答は,100、 1000などで、長さと面積の量の違いが定
○(1),(2)とも長さの単位から面積の単位が作 りだされるという誘導単位の意味に気づかせ るようにしたい。

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