小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-050/187page

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領域・小間ごとの分析 対策の視点
着していないためと思われる。
(2)1q2は何uかという問題であるが、正 答率は34%と前問より更に低い。誤答を 見ると前問同様の誤りが目立つ。
(3)半回転の角の大きさ 正答率は73%と比較的高いが、誤答を見 ると半回転の意味が分からず求められな い児童がいる
(4)4直角の大きさ 前問同様正答率は73%であるが、4直 角の用語の意味が分からない児童が見ら れる。
○(3)、(4)とも用語の意味が定着していない児 童が見られる。用語だけの説明に終わらない よう、図を用いて理解をはかる。
3.正方形の面積
正答率は73%と高いが、誤答を調べると、 図形のまわりの長さと面積とを混同してい る児童が見られる
○正方形の面積は、(縦の長さを表す数)と
(横の長さを表す数)との積の特殊な場合で あることをよく理解させたい。
4.直線が交わって出来る角の大きさ 正答率は75%で、よく理解されている。  
5.凹凸のある図形の面積
長方形に直したり、幾つかの長方形に分 割して面積を求める問題であるが、形を変 えた場合の辺の長さがわからず面積が求め られない児童が目立つ。 正答率は64%である
○長方形に分ける方法は何通りか考えられる 能率よく面積が求められよう多面的な見方や 考え方の指導が大切である。
領域2](量と測定)について
面積を指導する場合は、公式化を急がず、単位面積を基本にこれをきちんと敷きつめる時の 数が面積であることを理解させる方眼紙などを利用し実測と計算の両面から求積の公式を導 くことが大切である角の指導にあたっても、実測を通して角の概念の理解を高めるようにする。 cm2・m2・km2は日常よく使用する単位であるが、単位間の関係が理解させていない。特に単位 の換算につまずきがみられる。

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