小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-055/187page

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(4)理科
領域・小問ごとの分析 対策の視点
領域A(生物とその環境)
1.ジャガイモの芽や根の出方
○正答率83%でよく理解されている。
2.日光が当たる場合のジャガイモの育ち方
○正しいものを二つ選ぶ問題で、共に68 %、70%とほぼ理解されている。
3.光合成で葉にでんぷんができることを確 かめる実験
(1)よう素反応による色の変化
○正答率は60%とほぼ理解されている。
(2)植物の葉に日光が当たると、でんぷん ができることがわかる。
○正答率は68%とほぼ理解されている。
4.いものでき方と、いもに含まれるでんぷ んの役目
(1)たねいものでんぷんは、成長するため
の養分として使われること
○正答率が84%で、よく理解されてい
る。
2)新しいいもの養分は、葉などでしだい
につくられていくこと
○正答率は40%ときわめて低く、rた
ねいもの養分がうつっていった」という誤
答が多い。
5.昆虫の育ち方
(1)昆虫の育つ順序
○84%とよく理解されているが、成虫
の欄に未記入の者が多かった。
(2)モンシロチョウが育つときのえさのと
り方
1)幼虫のときのえさについては正答率
68%。誤答はばらつきがあるが、「え
○茎や根が表面の芽の部分から出ていること を、具体的に観察させることが大切である。
○実験の際、条件の異なるものを対比しなが ら、その違いを明確にとらえさせるよう注意 して指導する。
○実験方法を工夫し、日光が当たるとでんぷ んができることを、実際に観察させることが 必要である。
○実験の結果と原因とを関連づけて思考させ、 的確にまとめる
○自然事象には直接観察できないことがらが多 いが、観察した結果からどのようなことが考え られるかを十分思考させ、因果関係を確実に つかませるための手だてが重要である。

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