小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-056/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
さはぜんぜん食べない」という誤答が 比較的多く、さなぎの時期との混同が 見られる。
2)さなぎのときのえさについても、「キ ャベッやアブラナを好んで食べる」と いう、幼虫と混同した誤答が多いが、 正答率71%とほぼ理解されている。
3)成虫のときのえさのとり方について は、正答率75%でほぼ理解されている。
6.昆虫の体
(1)昆虫の体のつくり
○正答率74%でほぼ理解されている。
(2)昆虫の体のつくりが似ていること
○正答率73%でほぼ理解されているが、 クモを昆虫の仲間とした誤答が目立つ。
終了後、各視点ごとに整理し、相互に関係を 持たせながら学習結果を的確にまとめさせる ことが大切である。
○昆虫の体の学習では、1種類の観察を深く 行うとともに、他の昆虫についても観察させ、 比較した上で共通点・差異点を明らかにする ことが大切である。 昆虫以外の、いわゆる「ムシ」も、機会を とらえて観察させると、昆虫の特徴が更に明 確になる。
領域B(物質とエネルギー)
7.上血てんびんで物の重さを測るときの正 しい分銅ののせ方
○正答率が56%と低く、「はじめに軽い 分銅をのせ、だんだん重い分銅をのせる」 とした誤答が多い。
 8.てんびんのつり合いとおもりの位置
○正答率68%で理解は十分とはいえない。 糸の長さとの関係から誤って(ウ)を選んだ 者が少なくない。
9.おもりの重さとばねの伸び
○正答率64%で理解は十分とはいえない。 形の大きなおもりが重いと考えた誤答が 多い。
○実際に重さを測らせる学習の時間が少ない ため正答率が低いとも考えられ、「測定しよ うとする物のおよその重さを予想し、その重 さに近いおもりをのせる」ことと、「つり合 ったあとのおもりの重さの読み方」と合わせ て指導する。
○てんびんのつり合いは、糸の長さ(おもり の位置)には関係がないことを、実験をとお して理解させる。
○強さと長さが同じはねに、と条件が明らか にされているので、実験の条件を重視して結 果を考えるよう指導する。

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