小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-057/187page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 領域C(地球と宇宙)
10.川上と川下の様子
○(1)73%、(2)73%とほぼ理解されている。 誤答は川上と川下とを混同したものがみ られる。
11.川の曲がっているところの様子
(1)川の曲がっているところの流れの様子
○正答率は58%で「内側がはやい」と いう誤答が多い。
(2)川の曲がっているところの川底の様子 。正答率40%で理解が十分とは言えな い。誤答は、「内側のほうが深い」と したものが多い。
12.月は同じ時刻では、日がたつにつれて、 見える位置が変わること
○正答率は19%ときわめて低○10・11を通じ、実際に川原での観察学習を することが大切であることを感じる。 川原での観察・流水実験などにより、現象 を観察させ、観察のまとめを的確に指導する 必要がある。
○月の観察に際しては、1日の中で時間をお いて見る観察と、日数をおいて同じ時刻に見 る観察とがあるここでは、何日か続けて観 察させ、月が見える位置と月の形とを関係づ けて理解させる必要がある。
○実際に観察させれば理解できる内容である。 ただ、断続して観察させることが必要なため、 観察のさせ方については工夫が必要である。領域B(物質とエネルギー)
14.水に溶けた食塩は、どの部分も同じ濃さ であること。
○正答率が22%と低く、誤答としてアの 「残った食塩の近くがこく・・・」と、工の 「底のほうがこく・・・」が多い。これは「溶 けきれないで残った食塩」ということに○「物が水に溶けると、物は水の中に一様に 拡がり、均質になること」は溶解の基本的な 概念として大切なもので、水溶液の上部と下 部でも濃度は変わらないことを、実験や観察 をとおしてよく理解させる。
○実験上の条件と結果を合わせて考察するよ