小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-061/187page
積変化をしらべる方法」等についての理解が不十分なため、正答率が57%と低い。この領域の指導に当たっては、実験の方法について工夫したり、事実をしっかり確かめながら理解できる指導計画を立て、指導に当たることが大切である。
○C領域においては、流水のはたらきで、「曲がっている川底の様子」について理解が不十分である。この指導に当たっては、現場学習やモデル実験などで具体的に理解させる必要がある。また、「太陽や月の見え方」についてもきわめて理解が低い。月の動きについては、特に夜間の学習になるため、学習のめあて、観察の方法を十分理解させることと、家庭の協力も大切になってくる。まとめの段階では、視聴覚教材教具の活用をはかり理解を深めることが必要である。
○実験観察全般にわたり、指導計画を十分に吟味し、児童の思考に沿った指導を組織し展開する必要がある。更に、実験のねらいを児童にしっかりとらえさせたうえで、直接経験を重視した指導をすすめることが大切である。