導することが大切である。
○送り仮名の指導については、原則をしっかり身につけさせることが大切である。また例外
的なものは、それぞれの事例に応じて、理由や用例を理解させていくことが必要であろう。
作文やノートの指導などを通して、正しい用法の理解を深めていきたい。正答率は51%であ
る。 |
観点・小問ごとの分析 |
対策の視点 |
3]語句を読む
一、二、 対語・類語がわかる 一の対語は、77%と高い正答率であるが、
二の類語は、34%と低い正答率である。
「習慣」とよく以た言葉として、「練習」
「習得」と答えたものが多い。 |
○対語については、語句指導の際、語句の意
味をわからせる過程で十分指導がなされてい
るようであるが、類語については、対語ほど
徹底した指導がなされていないようである。
対語・類語の指導では、文章の中で語句の
意味を生かしてとらえさせていく指導が大切 である |
三、慣用語句がわかる 1.「心おきなく」に対して、「ア、休むひ
まもなく」、2.「目にしみる」に対して、「オ、
心配しないで」と答えた誤答が多かった。
なお、正答率は、1.「心おきなく」(33%)、 2.「目にしみる」(57%)である。 |
○慣用語句は、場面や状態と結びつけて、理
解させていくことが大切であろう。文章表現
の面白さ、確かさなどに触れながら指導して
いきたい。また読書量を多くして、自然に用
法が身につくようにすることも大切であろう。 |
四、文脈にそって語句の意味がわかる
「ひたむきな」を「大きい」「かなしい」
と答えたものが多い。文章の中で正しい語句
の意味をとらえることができずに、文章から
受けるふんい気から答えたものであろう。 正答率43%。 |
○辞書の利用の習慣化を図り、辞書にでてい
るどの意味が、文章中の語句の意味として最
適なのかを判断する力を育てていかなければ
ならないと考える。 |
五、語句の組み立てがわかる 1.似た意味の漢字でできている熟語では、
「勝負」「往復」とした誤答が多い。正答率 は45%である。
2.一方が他方を修飾しているものでは「正 |
○熟語の構成には、一定のきまりがあるので、
それらの指導の徹底が必要である。
○言葉の成り立ちについては、辞書などを利
用し、興味と関心を持って調べていく態度を
育てていく指導が大切であろう。 |