観点・小問ごとの分析 |
対策の視点 |
1.は文章の論旨の展開が的確にとらえられ
ていないことと、それぞれの接続語の用法が十
分理解されていないためか、正答率が低い。 (1)は41%、(2)は32%.(3)は28%である。
2.は正答率が58%である。文中から答えを書
き抜いて解答するため、書き過ぎたり、書き
足らなかったりして、誤答となったものが多 い。 3.これも指示語の問題である。ウと答えた
誤答が多い。「そのころ」のすぐ直前の段落
に「そのころの人々の生活を大きく変えた。」
とあるので、それに惑わされたのであろう。 正答率53%。 |
多くなるが、その際、文と文との意味のつな
がりを考えながら、指示語や接続語を的確に
使うことは、非常に大切な技能である。 ○指示語や接続語の指導に当たっては、文の
意味や文章全体の意味内容・文脈に適合する
ように、これらの効果的な使い方を指導するこ
とが必要である ○文脈の通った文章を書くためには、文章を
をつづる前にあらかじめ文章構成図を書かせ
ることも効果的である。 |
二、言葉を続けて文をつくる (1)は、正答率85%とよくできている。
(2)の誤答は、イとしたものが多い。順接か
逆接か迷ったことが原因である。正答率73%。 (3)は正答率33%と非常に低い。絵はがきの
陽明門か、日光の陽明門かはっきりつかめてい
ないためであろう。 |
○文章完成問題である。このような問題は、
文章全体が、何について、どのように述べよ
うとしているかの見通しを持ってかかること
が大切である。指示語や接続語の働きを的確
に理解させることも大切である。 ○「こ○そ○あ○ど」の意味○用法をしっか
り身につけさせることが大切である。 |
三、敬体と常体を使い分けて書く
1.「…でした。で終わる敬体文を常体文に
直す問題である。「であった」「過ぎだ」「で
ある」「過ぎです」などの誤答が多い。 正答率52%である。
2「・・・ならない。」で終る常体文を敬体文に
直す問題である。「ならないのです。「ならな
いのだ。」「出なくてはいけません。」などとい
う誤答がみられる。正答率は50%である。 |
○無答があるところをみると、敬体○常体と
いう用語そのものの理解が不完全であるよう
に思われる。 ○児童は、作文を書く場合、低学年から書き
慣れた敬体で書きがちであるが、高学年にな
るにつれて、常体の文にも慣れさせていく必
要があろう。 |
四、文を続けて文章をつくる
誤答のほとんどが、最後の二つの文の入れ |
○このような完成問題では、文章全体の文意
をいちはやく洞察して取りかかる必要がある。 |