観点・小問ごとの分析 |
対策の視点 |
7.我が国の各地の気候の特色(太平洋側、
日本海側、瀬戸内、北海道) 「北海道」の正答率は66%、「日本海側」
は49%、他の二つは30%台である。
誤答例として、「太平洋側」では「イ」 (沖縄県)・「オ」(瀬戸内)、「日本海
側」では「ア」(北海道)・「工」(太平 洋側)、「瀬戸内」では「イ」(沖縄県)・
「工」(太平洋側)、「北海道」では「ウ」 (日本海側)を選んだものか多い。 |
○自然条件としての各地方の気候の特色を、
統計資料・写真等の活用により対比させなが
ら、生活との結びつきを強調して指導するこ
とが大切である。
○我が国の南北の対比だけでなく、東西の比
較もさせて、緯度、山脈の影響を把握させた い。
○気候グラフの読みでは寒暖の差や降水量・
積雪等を関連づけて理解させたい。 |
観点1](知識・理解)について
我が国の食料生産と工業生産を取り上げ、それらの生産活動が展開する舞台としての国土に
ついての知識・理解をみるための出題で、観点1]の平均正答率は53%であるが、小問によって
は21%〜88%の差が見られる。 、
正答率が特に低いものは、記入完成法による出題形式による問題と工業地域・気候区の特
色についての理解をみる問題である
指導にあたっては、写真・絵・図表・テレビ・新聞などを効果的に活用して、国土の自然環
境や社会的事象を児童に深く印象づけることが大切である。学習に出てくる重要な用語・固有
名詞などは学習時にできるだけ多く使用し、またドリルなどをとおして知識を定着させたい。 |
観点・小問ごとの分析 |
対策の視点 |
2]資料活用の能力 1.棒グラフの読み取り(畜産農家数の変化、
畜産物の生産量の変化) グラフの年次変化を読み取る(1)の1)の正
答率は55%で、誤答としては「乳牛」とし
たものが多い。これは設問の「いちばんへ
ったもの」を「いちばん少ないもの」に取
り違えたためと思われる。(1)の2)の正答率 は48%で、誤答例としては「たまご」が目
だつ。これも設問の「ふえたもの」を「多
いもの」に取り違えたものと思われる。
二つのグラフから読みとられる項目を答 |
○グラフを読み取る場合には、まずそのグラ
フは何を表しているのか表題に注目させる。
次に、グラフの単位、記号、注記、内容を読
み取らせる。その後、グラフに書かれている
ねらいや特徴をつかませるように訓練し、正
しい読み取りができるようにする
○設問の要件を取り違えて答える例が見うけ
られるので、設問の読み取りは正確にしなけ
ればならない。
○「多い」、「少ない」、「増えた」、「減った」
などのグラフ読み取りの基本的事項の徹底的 |