小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-077/187page

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資料の収集や整理の仕方、まとめ方、発表の仕方などを十分にとり入れた授業を展開するな かで、思考し判断する場と時間を位置づけ、社会認識を深めたいものである。

第5学年社会についてのまとめ
○三つの観点について、それぞれの正答率をみるとr知識・理解」53%、「資料活用の能力」56%、「社会的思考・判断」59%で、全体の正答率は56%である。
○知識・理解については、特に記入完成法による出題形式による問題の正答率が低いので、学習をすすめるうえで基礎となる用語・地名などについては反復練習させるとともに、必要に応じて使用する習慣を身につけさせ、知識を定着させるべきであるう。
○資料活用の能力については、図表などの統計的資料のもつ特性に応じた読み取りに慣れさせ、資料の収集、分析、作成などの機会を設け、指導の効果を高めるようにしたいものである。
○社会的思考・判断については、一つの事象・事柄だけでなく総合的に判断する習慣を身につけさせ、その原因や背景を探る学習訓練が必要である。資料を収集・整理し、これをまとめ、発表し、討議する過程で、自分の考え方を育て、正しい社会的判断ができるようにさせたい。

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