領域・小問ごとの分析 |
対策の視点 |
1]数と計算 1.分数や小数の計算
(1)異分母分数の加法 正答率は75%で、よく理解されている
誤答では帯分数の処理による誤りが見ら れる。
(2)異分母分数の減法 正答率は68%で、加法の正答率より低
い。帯分数の整数部分の処理がよく理解
されていない。
(3)分数の乗法 正答率は63%である。整数をかける場
合、その数は分母にかけるか分子にかけ
るか迷いが見られる
(4)分数の除法 正答率は60%である。帯分数の処理に
誤りが見られる。
(5)小数の乗法 正答率は70%であるが、誤答から小数
点の位置の移動の理解や乗法九九が完全
でない児童が見られる
(6)小数の除法 正答率は65%である。除数が小数であ
る場合の小数点の処理につまずきがみら れる |
○(1)、(2)ともに、通分の指導と帯分数の整数
部分の処理の指導を計算を通して十分に体得
させたい。
○(3)、(4)ともに帯分数の整数部分の処理につ
いては、帯分数の成り立ちをよく理解させ単
なる機械的な操作に終わらないようにする。
加減法との違いなどにっいても理解させる。
○(5).(6)ともに小数点の移動の指導は形式的
にならないよう、十進位取り記数法の原理に
より指導することが大切である |
2.奇数・偶数の類別 正答率は65%である誤答を調べると0を偶数としない誤りが殆んどである。 |
○0は整数であり、偶数の仲間に入れる約東
になっていることを印象づけたい。 |
3.公約数 正答率は46%で、よく理解されていない。
誤りの大部分は約数の1の見落しによるも |
○約数と倍数の関係から約数の1の存在に気
付かせるようにする。 |