小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-080/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
のである。  
4.商を分数で表す 5÷6を分数で表す問題であるが正答率 は65%である。誤答では分母と分子が逆で あったり、割り算した結果を分数に直そう とする誤りが見られる。 ○小数は分数で表すことができるが、分数に は小数で表せないものもあることを理解さ せる。
5.小数点の位置の移動 正答率は58%で、約半数の理解に止まっ ている。 ○十進数では、小数点が1けた右へ移ると1/ 10倍の大きさを表し、1けた左へ移ると1/10の大 きさを表す。これを利用して、形式的に小数 点の移動ができることを理解させたい。
6.小数を帯分数で表す 2.8を分数に直す問題である、誤答は、 2 8/10,28/10,14/5などで、正答率は60%である ○分数は常に既約分数の形に、仮分数は帯分 数に直すことを習慣づけたい。
7.分数を小数に直す 3/8を小数に直す問題であるが、正答率57 %と低い。小数第三位で割り切れるが、計 算途中で放棄する児童が多い。 ○計算技能を高め、計算に対する粘り強さや 自信を持たせるようにしたい。
8.被乗数、乗数、積の関係 正答率は35%とかなり低い。乗数が小数 であれば、積は被乗数より小さくなるとす る誤りが多い。 ○乗数が1より小さい場合は、その積がどう なるか、また小数の場合はどうなるかという 具合に色々な場面を与えて考えさせる。
9.分数の大小関係 正答率が44%と低い。異分母分数の大小 比較は通分や小数に直して比べられること がよく理解されていない。 ○通分によって分数の大小比較ができること をよく理解させる
10.分数の相等関係 610 正答率は59%である。6/8と10/16は等しいと ○相等関係は何によって比較できるか、その 方法的なことが直ぐ考え出せる指導が望まし

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