小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-081/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
する誤答が目立つ。 い。
11.小数の除法で余りを求める 計算してある式から余りを求めればよい 問題であるにもかかわらず、正答率は58% とあまり高くない。0.llと答えるべきと ころ、11や1.1とする誤りが多い。 ○小数の除法で余りを求めさせる場合、余り の大きさが見当づけられる数を用いる 長さや重さの単位を持った数を用いると余 りの大きさが見当づけやすい。
領域1](数と計算)について この領域では、特に、計算の過程を大切に取り扱い、また、計算練習の時間も出来るだけ多 く取る工夫が必要である。 分数の四則においては、約分、通分、仮分数を帯分数に、帯分数を仮分数に直すことなど計 算途中の処理につまずきがみられる。 また、計算結果に対する確かめの習慣を身につけさせる指導も大切である。
領域・小問ごとの分析 対策の視点
2]量と測定 1.面積 (1)三角形の面積 正答率は48%で、よく理解されていな い。鈍角三角形の底辺、高さがどれであ るか見つけられない。 (2)平行四辺形の面積 正答率は58%である。高さを間違える 誤りが多い。 (3)五角形の面積 正答率は48%と低く、誤答が多様であ る。五角形を分割すればよいことに気づ かないことや台形の面積を求めることに 抵抗があるものと思われる ○公式の理解とともに、その適用も大切であ る。三角形の向きを変えたり、形を変えた場 合の底辺や高さが直ぐに見つけられるように する。
○色々な形の平行四辺形や向きを変えた平行 四辺形から底辺、高さを見つけさせる指導が 必要である。
○多角形を分割した場合の三角形や台形の求 積公式のそれぞれの辺が、直ぐに見つけられ る指導が大切である。
2.円の面積 1辺が20cmの正方形に内接する円の面積 を求める問題である。公式を忘れていたり、 ○公式を正しく覚えさせ、公式の適用に慣れ させることが大切である。

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