小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-082/187page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 半径が分からないための誤答が多く、正答 率は59%である 3.立方体の体積 正答率は41%と低い。公式が正しく理解 されていないことや単位の付け忘れによる 誤りが多い。 ・公式を正しく覚えさせること、問題をよく 読む習慣をっけさせることが大切である。 4.箱の容積 箱の内のりを考えず、与えられた辺の長 さのまま、容積を求めた児童が殆んどであ る。正答率は18%と低い。 ・容積の概念、ふたのない箱の内のりなど、 丁寧な指導を望みたい。 5.面積の概測 正答率は27%で、よく理解されていない。 誤答は56、57,570などで、上から2けた の概数、四捨五入の理解が不十分なためと 思われる ・四捨五入の指導は形式的にならないよう、こ れを用いる目的や良さをよく理解させたい。 6.平均値 正答率は66%で、平均値の意味はほぼ理 解されている。誤答では、数計算の誤りが目立 つ。 ・計算は、速く、正確に出来るよう訓練を積 ませたい。 7.速さを比べる 与えられた距離と時間を使って速さを比 べる問題である。正答率は39%と低く、速 さの概念がよく理解されていない。 ・時間又は距離をそろえて比べることはでき るが、ここでは単位量あたりの距離を用いて 比べる指導が大切である。 8.速さを求める 分速を求める問題であるが、正答率は20 %と前問より劣っている。正答率の低い原 因として、単位に対する不注意が考えられ る。問いの中の単位と答えの単位が違うこ ・問題をよく読み、題意を正確にとらえる習 慣をつけさせたい。