小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-083/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
とに気づいていない。  
領域[2](量と測定)について この領域の平均正答率は42%で、他の領域に比べ最も低い。特に公式を忘れていて問題が解 けない児童、問題文をよく読まないで誤る児童が目立つている。これを防ぐには(公式を形式 的に導入するだけでなく、導く過程を丁寧に扱うことが大切である。また、問題を解く練習時 間をできるだけ多くとる工夫も必要である。
領域・小問ごとの分析 対策の視点
團図形 1.図形の対応関係 正答率は87%で、頂点の対応関係はよく 理解されている  
2.三角形の合同 (!)の正答率は55%、(2)の正答率は38%で ある。2)の二辺とその間の角がそれぞれ等 しいならば、合同な三角形が書ける、という 条件はよく理解されていない。 ○二つの三角形が合同であるための条件を理 解させるには、児童に作図をさせるなど、具 体的な操作を通して指導することが大切であ る。
3.角の大きさを求める (1〕三角形の外角 正答率は56%である。誤答は、180-(63+42)=750とした誤りが多い。 (2)平行線の同側内角を求める 正答率は64%である。平行線に交わっ て出来る角の性質は重要なのでもっと正 答率を高めたい。 ○180-(63+42)の結果が三角形の内角 になっていることを判断できるようにしたい。 ・作図、角の実測を通して、角の性質や関係 の理解をはかることが望ましい。
4.円周率を求める式 正答率は48%で、あまり理解されていな い。誤答としては、直径÷半径、面積÷直径、円周÷半径など円周率の意味が理解さ れていない。 ○円周の測定を通して、円周と直径の関係に 気づかせ、円周率を具体的にとらえさせる。

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