小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-084/187page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 5.正六角形の作図 正答率は72%で、よく理解されているが 誤答の中に、円周の6等分と中心角の大き さの関係が明確になっていないと思われる ものがある。 ○正答率は高いが、円周の6等分と中心角の 関係は丁寧に指導することが大切である。 領域3](図形)について 図形の平均正答率は、60%である。図形の性質は、作図や実測を通して理解させることが大 切である。そのためには、学習用具のコンパス、分度器、三角定規をフルに活用し、理解を助 けるようにしなければならない。 領域・小問ごとの分析 対策の視点 4]数量関係 1.逆算を利用し方程式を解く 正答率は74%で、よく理解されている。 .12×xを一つの数として見るよう留意する 2.百分率を求める 正答率は29%と、かなり低い。150人中 の12人は何パーセントに当たるかの問題で ある。 割合概念がよく理解されていないこと、 百分率の求め方が理解されていないことが 低い原因になっている。 ○割合は、児童にとって理解しにくい内容で ある。割合指導では、全体の量、割合に当た る量、割合の三つの関係を丁寧に扱うことが大 切である。 3.二つの数量の間の関係 (1)a×4=bで、bを知つてaを求める。 正答率は68%で、大部分の者は理解し ているが、文字に数を代入し、式の値を 求めることには、抵抗がみられる。 (2)ax4=bでaが1ずつ増加すると、 bはどれだけ増加するか。正答率は61% である ○初めは、aとbの対応表などを手がかりに 指導し、式からも直接求められるようにした い。
○対応表を作り、変化の割合が具体的にとら えられるようにする。