小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-085/187page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 4.数量の関係をxを用いた式で表す 三角形の面積を表す式に、小数や文字を 代入する問題で、正答率が71%と、大体理 解されている。 ○小数、分数、文字が式の中で整数と同じように扱えるよう指導する。 5.帯グラフや円グラフ (1)の正答率は78%、(2)の正答率は83%で、 帯グラフを読むこと、円グラフを書くこと はよく理解されている。 領域4](数量関係)について 平均正答率は、66%である。割合は、5年生の教材の中では、最も理解させることの難しい 内容である。全体の量、割合に当たる量、割合の三量の意味とその関係をよく理解させる指導 が大切である。 また、関数のように、二量の関係をとらえさせる指導では、形式的な扱いは避け、対応表を 用いるなどして、関係を具体的にとらえさせるようにしたい。
◎第5学年算数についてのまとめ
量と測定を除いた領域は、おおよそ60%の理解に達している。量と測定の領域の正答率が低いのは、三角形、台形、円などの面積を求める公式がよく理解されていないためである。三角形の底辺や高さ、台形の上底や下底や高さがどれかなど基本的なことが理解されていないためと思われる。さらに、問題文をよく読むとか、求めた答えを確かめるなど、問題を解く態度についても指導の手が必要である。