小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-101/187page

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観点・小問ごとの分析 対策の視点
にそよぐ草や木」としたものが多い。(正答 率46%) 3作者の「気持ち」を問う設問では、58% の正答率を示している。誤答では、イ)が比較 的多く、次にア)である。イ)は、正答である ウ)ととても似ているが、「山では、まだとれな いので」というところを見逃したものと考え られる。ア)は、「とりたてでないと、ねうち がない。というもっともらしい表現が、本文 から逸脱していることに気がつかなかったか らと思われる すれば、容易にとらえられよう。 ・問題文の詩は、短歌・俳句にあるような文 語調の表現や、難しい語句もなく、わかりや すい文章である。作者の気持ちも、児童には 素直に受け入れられるものと思われる ・日頃、児童の言葉に対する感覚をみがく指 導を繰り返し行うことが大切である。
観点5](文・文章を読む)について 前半の段落の区切りや文章の主題・要旨・要点をとらえる問題でつまずきがみられた。文章 全体とのかかわり合いの中で、段落がどのような役割をしているかをとらえるようにすること が重要である。また、文章の中で使われているさまざまな接続の語句や、指示語などの密接な つながりを指導していく必要があろう。 修飾・被修飾の指導に当たっては、特に、形式的な理解だけに終わってしまわないよう気を つけなければならない。ひとつの文の中だけで構造をみていくのではなく、全体の構成や関連 を把握させながら、文の働きを理解させていくようにしたい。5]の正答率は46%である。
観点・小問ごとの分析 対策の視点
6]文・文章を書く 一、文章の中で、指示語・接続語を正しく使 う (1)「しかし」の逆接の接続詞はよくとらえ られている(正答率87%) (2)「そこで」の順接と「また」の並列・累 加との混同がみられる。(正答率74%) 13)正答率は72%である。 ・書く対象をよく観察して具体的に書こうと したり、よくわかるように書こうとすると、 どうしても文章の構成が複雑になり、接続語 や指示語の使用が多くなる。それらの誤用が みられるのは、その種類が多様になる中学年 以上からなので、特に留意したい。
二、ことばを続けて文をつくる 設問は、それぞれ三例の中から正解を選ぶ ようになっている.70%をこえる正答率でよ ・問題文はかなり論理的な文章であるので、 言葉の係り受けが混乱した児童もみられた。 落ち着いてじっくり読ませたい。

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