く理解されている。(正答率は(1)が75%、(2)
が72%、(3)が80%である。) |
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三、敬体と常体を使いわけて書く 1常体を敬体に直す問題は、正答率があま
りよくない。(正答率42%)「山だ」「なのだ」
「なのだろう」などの誤答がみられる。 2敬体を常体に直すのは、64%と正答率が
よい。 誤答例として「できました」「できなかっ
たのです」「できる」「できないだろうね」な
どがみられる |
・児童の書いた作文の中には、6年生になっ
ても文体の誤りが多くみられる。児童ひとり
ひとりの書いた文章を読んで、敬体・常体の
選択のしかたを個別に指導したり、誤用を修
正してやる指導をしたりすることが大切であ る。 |
四、文を続けて文章をつくる 1が50%、2が47%と、どちらも約半数が
正答である。まとまった誤答傾向はみられな
い。無答が他の問題にくらべて比較的多い。 |
・完全正答なので、最初の文が正しくつかめ
ていないと答えられない。それには、「しかし」
「これは」「そして」などの接続語・指示語をし
っかり指導しておくことが大切であろう。 |
観点6](文・文章を書く)について
文・文章を書く観点の中で、指示語・接続語の使い方や言葉を続けて文をつくることは、高
い正答率を示している(平均正答率78%)が、敬体・常体の使い分けや文を続けて文章をつくる
ことの正答率は比較的低い。(53%、49%)「常体・敬体の使い分け」については、両方の違い
を理解させ、書く相手と目的に応じて、作文指導などで使い分けることの練習が大切であろ
う。また、文末だけでなく、文の途中における敬体・常体の違いにも、推敲などの機会をとら
えて指導していきたい。
文を続けて文章をつくる指導では、指示語・接続語に着目させるとともに、文章の要旨を考
えながらつくらせるようにしたい。6]の正答率は66%である。 |