観点・小問ごとの分析 |
対策の視点 |
・教育)の正答率は、ともに75%である。 |
とが大切である。また権利には義務が伴うこ
とを具体的に指導しておきたい。 |
7.我が国の議会政治のあゆみ(年表)につ
いての思考 1880年の国会開設意見書の提出の正答率 は48%、大日本帝国憲法の公布の正答率は
46%、原敬内閣の成立の正答率は51%であ る。 |
・我が国の議会政治のあゆみを、年表に位置
づけさせる問題であるが、事象と事象との関
連を明確にとらえていなければ、:年号の暗記
に頼るようになる。年表を活用し指導したい。 |
観点3](社会的思考・判断)について
文書資料、歴史地図、年表などから思考し、判断する問題であるが、観点3]の平均正答率は
62%である。小問によっては、33〜81%と差がある。比較的低いのは、事象を因果的に年表で
とらえる問題である。高学年になると事象がおこった原因や条件などを抽象的に思考できるよ
うになるといわれている。この思考力を養うには因果関係を追求させる指導をしたり、年表な
どで整理させる指導が効果的であると考えられる。
思考は、既有の知識、理解、技能を動員して直面する問題を解決する高度な能力であるとい
われる。したがって、正しい知識と理解、身についた技能がなければ思考はできない。教材研
究を深め、教材の精選につとめるとともに思考の場と十分な時間を授業に位置づけていきたい
ものである。これらの思考ができて、はじめて正しい判断ができるのである。 |