小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-115/187page

[検索][目次][PDF] [前][次]

領域・小問ごとの分析 対策の視点
2.直方体の体積 正答率は44%と低い。問題の中で与えら れている長さの単位が、異なっていること に気づかない誤りが多い。 ・問題文をよく読み題意を正しくとらえるよ うにしたい。特に単位などには注意を払わせ たい。
3.比例関係 (1)の正答率は56%、(2)の正答率は49%で ある。(1)(2)とも単位量あたりの考えを使っ て解いている。 ・比例関係を用いて能率よく解かせる指導が 望ましい。
領域2](量と測定)について 単位の換算の正答率は30%台で低い。メートル法の特徴として、十進法の仕組みによって補 助単位が決められていること、基本的な量を基にして他の単位が導かれる仕組みを持っている ことを表にまとめて指導することが望ましい。 比例関係についての問題では、比例式を用いて能率よく解かせるようにしたい。
領域・小問ごとの分析 対策の視点
3]図形 1.線対称・点対称 基本的な問題であるが完全正答を要求し たためか、(1)の正答率は66%、(2)の正答率 は53%と二問とも70%を割っている。 ・線対称・点対称の指導では、実際に操作し ながら、理解をはかることが望ましい。
2.正方形とひし形の相互関係 正答率は46%と低い。平行四辺形と答え た児童が多い。これは、図形の包摂関係が よく理解されていないためと思われる。 ・図形の定義を理解させるとともに、類似点 や相違点などの観点を決め、図形の性質を明 確にする指導が大切である。
3.相似形の意味 正答率は68%である。大きさが違って、 形が同じという意味がよく理解されていな い、三角形と四角形の相似が混同している。 ・三角形と四角形の相似形の違いを明確にす る。

[検索][目次][PDF] [前][次]


掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。