小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-116/187page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 4.相似形の意味 正答率は57%である。相似を利用して拡 大図を完成させる問題であるが、もとの点 の対応点が見っけられない児童が多い。 。相似な図形の作図を数多くさせたい。 5.基本的な柱体の概念 正答率は63%である五角形と答えたも のが多く、平面図形と立体図形を混同して いる。 ・模型などを十分活用し、空間における図形 としての特徴をとらえさせる。 6.基本的な柱体の概念 正答率は70%である。誤答を見ると、面 が皆正方形であるために、平行になる面が 見つけにくかったようである。 ・展開図を書かせたり、立体模型を作らせる ことが必要である 領域3](図形)について 図形の指導では、教科書の図を使ったり、立体模型を使用しているが観念的な指導になりやす い。もう一歩進んで、展開図を作図させたり、立体模型を作るなど、児童の身体を通しての指 導がほしい。 領域・小問ごとの分析 対策の視点 4]数量関係 1.比で表す 正答率は80%で、よく理解されている。 2.比 (1)簡単な整数の比に直す 正答率は30%と低い。無答が多く、分 数の比の簡約化がよく理解されていない ように思われる (2)比の値 正答率は36%と低く、無答が多い。 ・分数・小数の比を簡単な整数に直す指導で は、単なる操作だけでなく、比の性質を用い ることによって、その操作が出来ることを理 解させたい。 ・用語「比の値」の意味をよく理解させたい