小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-117/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
3.比の利用 正答率は62%である。比例配分の問題で あるので、比例式を使って能率よく解いて 欲しいが、比例式はあまり使われていない。 ・文章題を解く場合は、その問題に適した解 き方があることを指導したい。
4.事柄の起こり得る場合 正答率は54%である。誤答を見ると、順 列と組合せを混同している児童が多い。 ・順列と組合せの違いを理解させる。ただし 順列とか組合せの用語は、表面に出さない方 がよい。
5.比例関係の事象 色々な関係にあるものの中から、比例関 係にあるものを判別する問題であるが、正 答率は50%を割っている ・関係を判別する手がかりとなる対応表・式 ・グラフなどが直ぐ使えるようにする。
6.全体の傾向を調べる 正答率は36%と低い。問題を解くため、 189×16/42の立式をするが、16/42を先に計算し、 割り切れないでつまずいている。また、題 意が正しく読み取れない児童も見られる ・題意が正しく読み取れるようにしたい。 標本から母集団を推定する問題であり統計 などともかかわって来るので、丁寧に指導す ることが望ましい。
7.比例 (1)比例関係を式に表す 正答率は69%である誤答を見ると、 b÷a=4の式をb=4×aの式への 変形につまずいている (2)式の値 正答率は55%である。誤答が多様であ る。前問で求めた式を使った児童が少な い。 (3)比例関係をグラフに表す 正答率は64%である点の座標の取り 方につまずきが見られる。 ・対応表から式を作ることや式の変形指導は 形式的にならないよう留意する。 ・この問に対して、求め方は幾通りも考えら れるが、前問の式を使うことが簡単であるこ とを理解させたい。 ・グラフを書くだけでなく、比例のグラフの 特徴をとらえさせるようにしたい。

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